あにくりPro 新機能


自動トレースイメージ automatic image tracing
自動トレースイメージ機能は、スケッチのスキャンや既存イメージファイルや写真を、あにくりでフル活用可能なベクタードローイングにワンクリックで変換する便利な機能です。 あにくりProではトレースモードを白黒、カラー、エッジのみの3種類から選べるほか、ベクターイメージのスタイルの複数の設定を調整できるようになっています。 既存イメージを高速にベクター変換できることで、あにくりPro 8はアーティストの皆さんの生産性を高めるお手伝いをします。

Photoshopファイルの読み込みImport Photoshop Files
あにくりPro 8では、レイヤー情報を損なうことなく、既存のPhotoshopファイルを読み込むことができるようになりました。 Photoshop側でファイルに加えられた変更は、その場であにくりに反映されます。これにより、常に最新のPhotoshopファイルの情報に基づいて作業を続けることができます。 読み込まれたpsdファイルに含まれる数多くの機能が、あにくりPro 8ではサポートされています。ブレンドモード、レイヤー不透明度、スマートオブジェクト、スマートフィルタといった機能がこれに含まれます。 グループもサポートされており、Photoshop内で設定されたグループはそのままあにくりのスイッチレイヤーとして読み込まれ、簡単にアニメーション化できます。

リアルタイムメディアコネクションReal Time Media Connection
あにくりPro 8の新しいリアルタイムメディアコネクション機能は、あにくりに読み込まれたイメージやムービー、オーディオファイルなどに外部アプリケーションから変更が加えられると、情報を自動更新します。 これは個人で作業をしている方にはもちろん、プロダクションなどで共同作業している方に非常に役立つ機能です。

グローバルレンダリングスタイル Global Rendering Styles
グローバルレンダリングスタイルは、アニメーション全体のトーンを簡単に変えることができる機能です。 スケッチ、カットアウト、クレヨンから選択したプリセットに合わせて、アニメーション全体のトーンを簡単に変えることができます。 また、塗りつぶしやアウトラインの異なるスタイルを組み合わせて、オリジナルコンビネーションを作成することも可能です。

キャラクタウィザード Character Wizard
ビルトインキャラクタウィザードは、コンセプト制作に携わる方や、キャラクタをスクラッチから作成する手法に替わるより高速な方法をお探しの方にきっとお役に立ちます。 キャラクタウィザードなら、正面・3/4・サイド・背面のビューを持ち完全にリグ化されたオリジナルキャラクタを、たとえば「歩く」モーションのサイクルなども含めて簡単にデザインすることができます。 使い方は簡単です。プリセットを選択したら、スライダを使って体型を自由にカスタマイズ。さらに、顔やボディのパーツは収録された多数のコンポーネントから自由に組み合わせて使うことができます - あるいはカスタムキャラクタのデザイン用に自分で作成したものをロードすることも可能です。 洋服も色や組み合わせを選んでカスタマイズできます。さらに冒険したいなら、ランダム機能を使えば、想像もしなかったキャラクタが出現するでしょう。

ベクター形状セレクタ Vector Shape Selector
ベクター形状セレクタを使うと、ベクターレイヤーを簡単に検索・編集できます。 プロジェクトの中にたくさんあるベクターレイヤーのどれがどれだったか、名前の付け方に頭を悩ませる必要はもうありません。 プロジェクト内の形状をクリックすれば、その形状を含むレイヤーが自動的に選択されて編集できるようになります。

ユーザーインターフェースの改良
あにくり8ではインターフェースカラーを新しくし、様々なプリセットカラー配列から選択したり、オリジナルで作成したりすることができるようになりました。 また、新しく加わったスマートツールパレットのおかげでインターフェースがすっきりまとまり、不要なツールを隠すことでより使い勝手の良いワークフローを構築することができます。

ドローイングツールの強化

フリーハンドツールのスマートウェルディング機能と、エッジの消去機能を組み合わせることで、複雑な形状をより手軽に作成できるようになりました。 これで、細かいことを気にせずに思ったまま、自由にスケッチを楽しむことができます。 追加ブラシスタイルや、オプションの端丸めキャップも、描画ツールに追加されています。

パッチレイヤー Patch Layers
パッチレイヤーは、キャラクタなどを作成する際に、ちょうどマスクのようにレイヤーの任意の部分を隠す機能です。 たとえば腕と手首などボディパーツを分けて作成した場合に、パーツが重なり合う部分に現れるラインを隠します。 レイヤーが期待通りにブレンドされるように、パッチのサイズを調整してください。

3Dビデオレンダリングオプション Make 3D movies
レンダリングされた飛び出すビデオを、ウェブやTVの様々なフォーマットに書き出すことができます。 立体視ムービーはYouTubeの3Dフォーマットに対応していますので、みんなで共有して楽しみましょう!

スクリプトによる機能拡張
あにくりPro 8には高度なスクリプト機能が付属していますが、今回新しいスクリプトが追加されました。  プログラムのより多くの機能とデータストラクチャがスクリプトapiに対応し、より上級のテクニカルユーザの皆さんにツールやアドオン作成の手段を提供します。